ダイス船長は、インダストリアに捕らえられたラナを奪取してバラクーダ後でインダストリアから逃げ出します。
逃亡の海上で、ラナを船長室に呼び、ご馳走を用意し優しい言葉をかけてラナに言いよるような行動を見せます。それが気になる船員たちに様子を覗かれてしまうほど…。
これを見て、ファンの間では「ロリコンダイス」のような言われ方をされることがあるのですが、真実はどうなのでしょう?
監督の宮崎さんの言葉を総合すると…
ダイスがラナにいいよるのは、すべて自分の保身のための計算のようです。
インダストリアで、プラスチップの回収業務を担っているダイスは、インダストリア周辺の海の状況を熟知しています。そのおかげでバラクーダ号を任されていて、ある程度自由な行動が許されています。
しかし、太陽エネルギーが復活すると自分の優位性が損なわれ、レプカたちの管理が厳しくなることを心配し、そうならないようにラナを連れ去って邪魔をしたのです。
インダストリアを追われることになったので、今度はハイハーバーにラナを連れ帰って、恩を売って少しでもハイハーバでの立場をよくしようというつもりです。
逃亡中、ラナに優しくするのは、ラナともうまくやっておけば「今後いいことがありそうだ…」という打算だけです。
その証拠に、ガンボートが追いかけてくると、平気でラナを船の舳先にくくりつけて盾にします。
時々「ラナちゃ〜ん」なんていうのは、根っから悪い人間ではないというお調子者の一面ということでしょう。
これがダイスのラナに対する行動の理由です。
その後、ダイスは、コナンに感化されてどんどん真っ当な行動に引っ張られていきます。ラナとも一定の信頼関係が築かれます。