▼スカーレット あらすじリスト
▼スカーレット 概要、キャスト
▼スカーレット ドラマブログ
▼スカーレット ドラマイラスト
▼スカーレット カテゴリー全記事
▼信楽・スカーレット 基本情報[→]
▼信楽・スカーレット 関連情報ブログ[→]

あらすじ

八郎に言われて、工房へ入った喜美子の前に現れたのは、ジョージ藤川だった。
喜美子は以前大阪で、ジョージ藤川が別講師となった美術学校へ行けなくなった話をして自己紹介をする。

ジョージ藤川は、喜美子のために特別講演会を開いてくれるというのだ。
川原家の庭に、大きな紙を広げて、色とりどりの絵の具をバケツに用意して、子供たちも集めた。
そして自由に書いてみようというジョージ藤川。

しかし、何を書けばいいかわからない喜美子。
ジョージ藤川は、「自由に、言われる方が難しいな…」と言い。信楽の土をお題にして描くように言う。
「みんなには、ジョージ藤川の目、耳、鼻がついてるから、いろんなもんが見えるようになる！好きなように描け〜」と。

子供たち、ジョージ藤川、喜美子は、次第に大胆になり、絵の具を撒き散らしたり、たらいに飛び込んで絵の具まみれになったり…
喜美子も自由にペインティングを楽しむのだった。

この日を境に、八郎は一気に作品作りに打ち込みます。
そして、美術展で金賞を取ります。
地域の知り合いや、新聞社がやってきて八郎は一人前の作家として認められることになります。

金賞を取ることができた八郎は、今度は喜美子の番だと言い、喜美子に自分の作品を作るように勧めます。
しかし、喜美子は作品作りを始めるが思うように行きません。
そして、粘土を捏ねるうちに常治との別れのことを思い出し、苦しさのあまり泣いてしまいます。
それを見つける八郎。すぐに喜美子を抱きとめて、お父さんとの別れを思いやる言葉をかけます。

そんなことがあって、やっと喜美子は創作を始めることができました。
丸い粘土の団子をいくつも作り、それを合わせて一枚の皿を作り上げます。
それは、武志の粘土の団子から着想したような、喜美子初めての作品が出来上がったのです。

感想コメント

「自分は八郎を支える」という役割を貫いてきた喜美子。創作欲を押さえつけて鬱屈していたことでしょう。しかし、ジョージ藤川のワークショップで久しぶりに自由に絵描くことで、創作への気持ちが蘇ります。八郎が金賞をとって「さあどうぞ今度は君の番だ」と言われてもなかなか作れるものではありません。しかも八郎は金賞までとっている。産みの苦しみ＋常治との別れ。いろいろなものが詰まってしまって苦しさは一気に涙になってふきだします。そこで八郎が的確に喜美子の状況を説明しました。これで喜美子は一区切りつけることができましたね。そして新しい気持ちで自分の作品作りをすることができたのだと思います。