2020年の4月からこれまでの再放送になってしまった「やまと尼寺精進日記」。
このカテゴリーでは、再放送をレビューしていきます。
今回は、No.6 2017年9月24日放送の「長月 月待つ夜は 縁側ご飯」です。
潤子さんからポポーの差し入れ
・音羽山麓の登り口からスタート「あっ、看板あたらしくなってるー」と柄本さんのナレーション。
・潤子さんの声がして「ポポー、持って行ってもらおかなー」と畑に案内します。
・いつもの畑。あちこちに赤い袋がかかっている低木があって、マンゴーくらいの緑や黄色の実がなっている。完熟すると実が落ちるので。落ちると痛むので先に袋をかけているらしい。
・「そうですー、ちょっと取ってみましょか…すっかり食べごろやわ」「ご住職が大好き。まだまだできるから…第一便」と潤子さん。
・オープニング音楽。坂道を登っていつものお寺の階段へ。
・ご住職が庭仕事中。「ようこそー、涼しくなりましたねー」と迎える。
・「潤子さんからポポーです」とポポーをお渡し。「わあ、おいしそー、一緒に食べましょう」といつもの調子で家へ入って行くご住職。
・台所へ。まっちゃんもいる。慈瞳さんの実家からもポポーが送られていて冷蔵庫から出して広げる。「食べよ、食べよ」と熟れた黄色いポポーを取って皮を剥き始める二人。
・大きな実にかじりつくご住職、まっちゃんはちょっと控えめ。「マンゴーとバナナの間ですね」と味の評価をするまっちゃん。
・ご住職は、限界集落のような土地で育ったらしく、バナナなんて病気でもしない限り食べられないような時代。お母さんが植えていたポポーがあった。夏休みの終わりにポポーが熟してくると嬉しかったという。ポポーは母の味らしい。
・たくさんのポポーをジャムにする二人。皮を剥き、軽く砕いて鍋で煮る。
・「たいせつな思い出もぎゅっと詰め込んで」とナレーション。
放生会(ほうじょうえ)
・「あ〜よく寝た、寝坊してしまったー。ラジオ体操間に合わなかった^^;」とナレーション。お寺の長い廊下を歩く。
・受付所で放生会の準備をするご住職。放生会とは、動物を殺生する、感謝をして命をいただく…という法会らしい。
・山尾さんという信者さんが、鮎を釣って持ってきてくれるので、それに合わせて放生会を行うみたい。
・本堂で放生会のお経をあげるご住職と慈瞳さん。わきに金魚鉢に金魚が活けられている。その後金魚は池に放たれ、これが供養になる。
・まっちゃんを加え三人で祈りを捧げる。
・「山尾さん、たくさん釣れたかなー?」とご住職。「フフフ…お腹が鳴っちゃった…」と申し訳なさそうに笑う慈瞳さんがお茶目に白状する(笑)
・「で、見にきちゃいましたー」とナレーション。撮影クルーが、天川村で鮎を釣る山尾さんの様子を見にやって来た。
・友釣りで鮎を釣る山尾さん。40年のベテラン。
・釣果は6匹、「お寺に3人、大食漢がおるんでもっと釣って行かんと…」と笑う。
・大漁の鮎を持って、お寺に山尾さんがやってくる。「しっかり供養してください」と。
・鮎料理開始。まっちゃん慈瞳さんが庭先で炭火を用意して、山尾さんは竹を割って竹串を削る。
・まっちゃんが炭に火を起こすと煙がもうもう。火災報知器が鳴りだしみんなで大笑い。「そういう事態か〜、消防署に連絡が…」と慈瞳さんとご住職が屋内に飛び込んで行く。
・「遠火の弱火…」と慈瞳さん。「慈瞳さんよう知ってるね」と山尾さん。おばあちゃんがゆっくり焼くのが美味しいと言っていたらしい。「2時間かけて焼くと美味しい」という山尾さん。
・山尾さんが、鮎の串刺しをレクチャーして、まっちゃんが四苦八苦しながら刺して、つぎつぎと串を火にかけて行く。
・山尾さんには昔からお世話になっている。「このお寺は檀家さんのないお寺やから、力仕事とかあれば…と再三登らせてもろてます…」と山尾さん。
ミツバチが来た時も「山尾さん、どーしよー?ミツバチ来たー」と相談したらしい。(この時の慈瞳さんの話し方がおもしろい。)
・みんなで鮎を食べる。「おーいしー」とご住職。オサムが耐えきれず?「ワン!」と吠える^^。
月見で縁側ごはん
・里の田んぼの刈り入れ風景。
・ラジオ体操。いつも通り楽しげな三人。
・お寺の畑に収穫に行くご住職。草むらにあたまを突っ込んでミョウガをとる。その他、ウイキョウ、青じそ、赤じそ、レモンバーム…「30年かけて育てた庭。200種類も育ててるんだって」とナレーション。
・台所で三人が料理を始める。摘み取ったハーブを刻んで自家製クリームチーズを加えドレッシングに。
・シャリに梅肉を乗せ、薄く切ったキュウリをかぶせて寿司を考える慈瞳さんとまっちゃん。透けて見える梅肉が「バンドエイドみたい^^」と大笑いする。
・ミョウガを赤酢に漬けて握り寿司のネタに。初物の菊の花は酢の物に、モロヘイヤの御浸し、精進お寿司は3品に…こうして月見御前の完成。
・「ゆく夏と、くる秋が、お膳の上で出会ったみたい」とナレーション。
・まだ明るいなか、縁側に出て、お花、お団子を飾りお月見の準備。
・日が暮れて、月見御前を前に三人が乾杯。
・そこへ潤子さんが月見団子を持ってやって来た。
・月見団子を食べながら、大銀杏の向こうの月を探す。「こっちの方がよう見える」「餅ついてる…」とまっちゃんと慈瞳さん。
・ご住職と潤子さんは腰掛けて団子をほうばっている。
・「エエ季節やなあ」「なんか寂しいなるね」「秋だね〜」とみんなで月を見る。